lifeisbeautiful01のブログ

海外旅行記を書いてます!

〜歴史と文化とそして美女〜ポーランド旅行記〜

どーも!海外旅行好きのユウキです!

趣味は海外旅行で今まで30カ国以上を旅してきたので、ブログ第一弾として一見マイナーなポーランドに関して書きたいと思います!

 

去年の夏休みにクラクフワルシャワヴロツワフの3都市を鉄道で巡りながら旅しました。人も優しく治安も良い、町並みも綺麗で飯もうまい。総じてとても良い国でした!

特に印象的だったのが、「アウシュビッツ強制収容所」とシンドラーの工場跡地にある「クラクフ歴史博物館」です。

 

アウシュビッツ強制収容所の入り口

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アウシュビッツに着いてまず驚いたのが、そこがあまりにも平穏な場所で、特別「何も」ないことでした。
もしそこが何百万人も殺された場所だと知らない人が行ったら、ヨーロッパの小洒落た建造物がある場所だなあとしか思わないと思います。
例えば広島の原爆ドームに行けば、あの荒廃した見た目から誰でも原爆の恐ろしさを感じると思いますが、アウシュビッツにはいわゆるそれがないんですね。

 

もちろん、建物の中に入れば、当時没収された物品や、収容者の展示物等等があるのですが、外を歩いているだけでは、ここが本当にあのアウシュビッツなの?と感じてしまうほどです。(時より吹く東欧の秋風が心地よく感じるくらい。)

 

そこに、歴史の怖さを感じましたし、この人類の負の遺産を後世に伝え続けることの大切さを感じました。


自分がここをアウシュビッツだと認識し、何百万人が虐殺された場所という意味づけをしなければ、胃の痛む思いも、終始包まれる負のオーラも感じなかったと考えると背筋が凍る思いになりました。

 

だからこそここがアウシュビッツであるということを伝え続けることは非常に大切だと思いましたし、それは日本や他の国にある数々の負の遺産にも言えることだと思います。

 

クラクフシンドラーの工場跡地にある歴史博物館は、当時のポーランドの生活を非常に中立的な立場で展示していました。

 

歴史博物館内の展示物

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英語なので解釈が間違っていたら申し訳ないのですが、ドイツが悪いとか、ヒトラーが悪いとかそういう伝え方は一切していなかったと思います。
(ヨーロッパでは禁忌とされているナチスハーケンクロイツのスタンプが押せるほどです。)

 

ただ淡々と当時の事実を展示していたことに価値を感じたと同時に、民主主義の最高かつ最悪の完成系であるナチスドイツの扇動政治は、何も過去のことではないと思いました。

 

展示物を見る限り、当時のナチスの書物やポスターやシンボルマークがカッコよくさえ思えてくるんですよね。

 

「我々がしていることは間違っていない、だから信じてついてきて良いんだよ。」
と当時の人々が思うのも何となく無理がない気がしました。相当マーケティングがうまかったんだと思うんですよね。


政府の宣伝戦略を担当した政治家ヨーゼフ・ゲッベルスは「嘘も100回言えば真実になる」という言葉を残しましたが、真実を見極める力が無い大衆に、警戒心が弱っている時間帯を突いた演説や演出によって動かしてしまう戦術をとるのが非常にうまかったんだと思います。

 

 

 

だからこそ、何が正しくて何が間違っているかを見極めるの力は非常に大切ですし、少なくとも今後の日本が間違った方向に進まないように見極める知性を身につけることは大切だと思いました。

 

重い話をしてしまいましたが、ポーランドの町並みは非常に美しく、(女性も美人)物価も安く、最近日本からの直行便も始まったみたいなので、ぜひヨーロッパの主要都市に飽きた方は行ってみると色々学びもあり、良いと思います。

 ヴロツワフ

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読んでくれた方ありがとうございました!